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2008/07/23

自負と偏見


自負と偏見 (新潮文庫)自負と偏見 (新潮文庫)
(1997/08)
J. オースティン

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新潮社版。ダーシー様には惚れました。(ぇ)キーラ・ナイトレイ主演の映画もオススメです。
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2008/07/23

李歐



李欧 (講談社文庫)李欧 (講談社文庫)
(1999/02)
高村 薫

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高村作品で最もそっちな匂いが濃いらしい作品。でも私は合田刑事の方が色々と濃いと思う。


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2008/07/23

銀河英雄伝説1 黎明編

銀河英雄伝説 1 黎明編 (創元SF文庫)銀河英雄伝説 1 黎明編 (創元SF文庫)
(2007/02/21)
田中 芳樹

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例の入学当初から読破を目指していた作品。どっちかというとヤン・ウェンリーが好みです。


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2008/04/30

レディ・ジョーカー 下

レディ・ジョーカー〈下〉レディ・ジョーカー〈下〉
(1997/12)
高村 薫

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小説カテゴリ内で丁度100件目の記事です。
そして上巻読了から1ヶ月ようやく下巻に取り掛かりました。長かった・・・
あとこの感想書き終わるまで異常に時間掛かりました・・・どうでもいいこと書きまくりました。
かなり冗長ですすみません。
上巻は企業テロに遭った日之出ビールという会社の内部事情とか、レディ・ジョーカー一味を
クローズアップされていたと思うのですが、下巻はようやくといっていいのか
合田という一人の刑事にスポットライトが当ることになりました。
最早、レディ・ジョーカー事件に遭遇した合田は、所轄勤務とか加齢とか色々事情はありますが
「マークスの山」の頃のような清冽なまでの剛直さとかが少し影に隠れて、
悶々と、警官という職務に対する諦めを考えています。
長年積もり積もった故だということはわかっていましたが、それでもまだ私は読みが甘かったです。
照柿の時の、崩れかけた合田も、いくとこいってると思っていましたが
最後にそれを一押しにしたのが、なんともやるせない組織という暗部だったとは・・・
一旦それは置いといて。
今回も日之出ビールに対する要求をいくつかレディ・ジョーカーは繰り返しています。
企業テロによる株価の暴落やそれに関する裏取引とか、
金の動きがより20億円の身代金要求でかなりスケールが上がっていました。
前も言っておりましたが私は株とかには本当に疎いので(滝汗)この辺は大分理解に苦しみました。
でも、それが地下のルートを巡り巡って、政治家を筆頭とする
闇で暗躍する大将みたいなやつの懐に入っていくという構図は嫌というほどわかりました。
現代日本でも、そうやって、不正な金の操作とかで手に入った大金が、
コロコロと地下をくぐりぬけて巧妙にそういう人らの懐に入っていくんだなとある意味関心しました。
でも作中であったとおり、色んな人の金という欲目に眩んだゆえの束になった感情が
それの震源なのできっとあまりに曖昧なんですよね。
誰かがそれを追求して欲しい、と願うものですが、そうはいかないのが現状。
なんだかやるせないです。
あとは労働者の悲哀もやはりまた過分に感じました。
色々と評論文とかを読む機会があるんですが(高校生だし?)
世の中はアメリカ資本主義の市場経済化によって個性が埋没し、自分が何なのかわからない、
代わりはいくらでもいるんだ、という風潮はダメだと主張するのを見たりするんですが
まさにそれがここにあるな、と思いました。
本作を読んでて思ったのが、社長ですら、代わりはいるんだ、と。
会社っていうのは本当に上から下までそう、なんでしょうね。
代わりが利く、誰かがやめても、それで多少の損失が出たとしても誰かが補えば済む話、
という具合で。まあそれがアメリカ資本主義経済が流入する以前はなかったのか?といえば
むしろ古代の方が人間を身分さによって虫けらと扱う人がいたんだしなと思うこともないですが
それはこの際おいときます。(苦笑)
ま、なんにせよ、『なんのために働いているか』、という意義が現代あまりにも稀薄なんでしょう。
家計の為という理由すらなんだかもう遠いところにあるような気がします。
それでも仕事はやらなければならない。
合田なんかはそれによって精神的に磨耗してきたものがこのレディ・ジョーカー事件で
ついに結実してしまったのかなと思います。
そして忘れちゃあならないのが根来記者。
ネタバレになるのであまり多くは語れませんが・・・
この人も遊軍記者として昔はそれなりに動き回っていたけれど、
今はもう殆どデスクから離れる事もなくなっていてその現状にある種の諦めを持っています。
だからこそ、わざと、危ないとわかっていながらも巻き込まれたんだと思います。
ここまで追い詰められるもんなんだと思いました。
あと根来記者で追い詰められた人といえばあれですよ・・・
義兄ですよ・・・(苦笑)
ずっと、「マークスの山」から合田の元義兄(作中義兄という表記ですが本当の関係性はこちら)で
親友でもあり、でも、家族ぐるみの付き合いだったこともあり関係性は甚だ微妙。
そして高潔で正義感ある義兄の数少ない友人だった根来記者の一件により
義兄が合田に縋りつきますが・・・
なんといいますか・・・今まで読者も合田目線だったお陰で、
真面目一徹、どこかその辺にいる男達とは違うところに立っているという気がしていたんで
一気にどこにでもいるような人間という感じで降って湧いてきた気がしました。
まあこれも後々波紋を広げますが・・・
そういうわけで、合田抜きにしても、周りの人物達が沸き立つように騒ぎ始めてきた時に起こる
警察内部に走るレディ・ジョーカー一味が身内にいる、という疑惑。
そしてそれによる、ある、自殺。
巨大組織の集団の、圧力の大きさをひしひしと感じました。
人間というもの、誰もが組織に属し、
多少なりとパーソナリティを押し殺して生きている側面を持っていると思うのですが
その押し殺した部分に鬱憤をひたすら溜めていると思います。それが、噴出したように思いました。
内部の異端分子を徹底的に排除する方向に向かうのは、統制を図るためには不可欠ですが、
その警察のやり方の凄まじさはおそらく一般人には想像以上なのかもしれません。
まあそんなこんなで(投げやりですみません。)事件は一気に終幕へ。
このまま平凡ではないお話の進み具合でしたが、一応想像通りに終わるのかと思いきや、
やはり高村薫さんの作品ですから、幕切れはやはり想像を超えたものでした。
・・・あの巷で言われてる同人誌っぽいというラストはまあ置いといてください。(苦笑)
最初読み始めたときから何となく、この話の終わりはないんだという気はしていました。
現代日本が抱える闇が消滅する事ない限り
レディ・ジョーカーにも幕切れが訪れる気がしなかったのでそれは当ったにしても
あっさりと某登場人物がお亡くなりになったのには驚きました。
作中で、阪神淡路大震災の悲惨な光景を目の当たりにして震え涙したという合田の口ぶりから、
特に「リヴィエラを撃て」のような悲惨な死がバンバン起こるようなことが
この作品であるのだろうかという気がしてましたが・・・
いや、起こっちゃいましたね・・・(汗)
私は当時まだ5歳にも満たない幼児で、震災の酷さというものがよくわかっていないのですが
恐らく誰もがこの平穏な生活を突然潰されて大規模災害に出くわした時に
正気を保っていられるはずがないんですよね・・・それを改めてつきつけられたと思います。
合田のこういった極当たり前の姿勢は時にはっとさせられることが多いです。
それで、半田ですが・・・
えっと・・・合田シリーズの犯人がだいたい最後には変態チックになっていくのは
私の目の錯覚でしょうか・・・?(何をして変態と言わしめるといわれても困るが・・・)
そしてその犯人と異常なシンクロ率を示す合田も如何なるもんか・・・?(汗)
今回ちょっと戸惑ったのはこれですかね・・・
確かに半田の狂いは最初からわかってましたし、それを堰き止めてるものがいつ瓦解するかが
本人にとっても期するところであったとは思ってましたが、
公務員、それも警察官の人間がズルッと足を滑らして堕ちていく様を目の当たりにするというのは
やはり特筆して異様なものを感じました。こんな狂気があるものかと、思ったというか。
合田が犯人と同調するのはいつものことですが(汗)今回はいつもと勝手が違ったような。
命を投げ捨てようとすら思う暴挙を、とうとう合田はしでかすということは、予想できませんでした。
そこまで追い詰められて、精神を磨耗させて、そして自分と至極似た半田と出会うことで
本格的に終わりに近付いていってしまったのかなと思います。
ただ、合田がすんでのところで救われたのは、
まだ警察官としての、高潔なまでの姿勢を失っていたわけではなかったからかなあとぼんやり。
結局でも警察官としての縛りはあるままですけれども・・・
終章はあえて触れないで置こうと思いますが、
これからの合田の刑事としてよりも、やはり私人としての未来の険しさを一つ感じました。
30代の時期を過ぎて、老いに差し掛かる40代で、未だもがき続ける人生の先に何があるのか。
孤独な人ではありますが、ようやく目が覚めた、という具合にも取れる本作品でしたので
今後も合田が出ている話があるようですので楽しみにしております。

ちょーどうでもいい余談。
あの驚異・40枚脅迫状送りつけ★をやったくせに
推薦状貰って警部に昇進とは・・・やるな、合田。(マテ)
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2008/04/21

阪急電車

阪急電車阪急電車
(2008/01)
有川 浩

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今結構話題な有川浩さんの作品。
そういえばタイミングよく明日から関西地区では「図書館戦争」のアニメ放映だったと思います。
勿論チェックしますよ!
んでこのお話。阪急電車といえば、小豆色の車体を咄嗟に思い浮かべますよね。
(近畿以外にお住まいの方はおそらく馴染みが薄いと思われますが・・・)
私は四条河原町の地下通路から河原町駅のホームを覗くたびに
あの小豆色が控えてるので(笑)馴染み深いです。
とはいっても乗車することはまず滅多にないんですが・・・
で、読んでみて思ったんですが
ラブラブな人がやはりここにもいらっしゃった。(遠い目)
・・・有川作品を読むにあたって必ずブチ当ることなんですが、
やっぱりなんかねえ・・・一抹の寂しさも感じるじゃないですか・・・
そうはいっても、女子のイジメ(というほどハードじゃないかもしれないが)を書くには
リアリティありすぎる作者さんなので
やっぱり捨てられた女性の話は凄く良かったです!!(なんかもう痛いよ自分)
ただ、小説だから自分が綺麗だと自負するのはまあ許されるのかもしれないけれど
現実だったらほんっとこれは同性の見方と思しき人間から出すら僻まれても仕方ないなあという
ちょっと捻くれた感想も持ってしまいましたが、
結婚間近だった男を寝取られてついには子どもまで作ってしまった同僚女子に対する
鬱憤の晴らしっぷりはナイスでした。
女子って、弱いんです。でも、やっぱ強いんですよね。(どっちなんだよ)
男の人にはきっと想像できない世界なんだろうなあと思うんですが
復讐に欠ける情熱って、絶対男女差は激しいと思います。
女子の場合、自分の身がどうなってもいいから、破滅を願うんですよねえ。
本当に純粋に、自分の為というよりも、徹底的な相手の破滅を願うんですよね。
それも肉体的よりも力がない分、心理的に効果があがるように
陰湿といわれるぐらいにポイントを突きまくって。
ほんっと女子って怖い。自分も女子の端くれだけど。
でもこうやって負のエネルギーを使いまくるから一気に弱るんでしょう。
そこが女子の弱みだと思います。まあなんにせよこのお姉さんは一番好感持ちました。(爆)
あとはDV気味な彼氏をフルかフラないかで惑うミサの話も良かったです。
男はどうしようもなく幼稚な生き物で、
女が手玉に取らなかったら何しだすかわからないんですよ!(マテ)
と思いました。しっかしDVはダメだ。ダメすぎます。
最早、相手に対する表現を暴力に頼ってしまってる時点で、
恋人という範疇どころか、対人関係としてももう御仕舞いだと。
でも人間って情があるからそこで一旦もしかして、と立ち止まってしまいがちなんでしょうねえ、
裏切られてもどこかまだ信じたいと思うようなところがあるのと似てると思います。
まあ何にせよこのミサも新たな一歩を作中で踏み出していたので好感上がりました。
いい子だから幸せになってくれと思います。
他もまあカップル話は心にクサッときましたが(ぇ)、孫&祖母も結構良かったです。
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