2007/12/30

RIKO ―女神(ヴィーナス)の永遠

RIKO―女神(ヴィーナス)の永遠 (角川文庫)RIKO―女神(ヴィーナス)の永遠 (角川文庫)
(1997/10)
柴田 よしき

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今年出会った小説の中でもいい意味でも悪い意味でも飛びぬけてインパクト大だった
『聖なる黒夜』のベースとなる、緑子シリーズ第一作。
またしても図書館で借りる。
いつも作家さんにはビタ一文もいかなくてすまない気持ちで一杯です・・・
主人公・緑子は、警視庁で女性ながらに刑事をやっていたが、
上司との不倫による刀傷沙汰によって事実上の左遷で所轄署に回されていた。
しかし、所轄署とは言えど、新宿署は事件の頻発する地区。
そして公私共に信頼している相棒によって充実した日々を送っていたが・・・?
そんな感じの内容でした。(ぇ)
とにかく、冒頭から思いましたが
緑子に貞操観念はあるのか。(ぉぃ)
いや、稀薄どころか・・・ないんじゃないの?(ぉぃ)
男尊女卑社会である警察組織の中、女であるということを滅茶苦茶にされたゆえ
こういった奔放すぎる性的思考を手に入れてしまったのかもしれないけど・・・
出てくる男と寝すぎだよ。(マテ)
新しい男性キャラが出てくるたびに、
「この人とも寝るんじゃないだろうか・・・?」
という危惧が。ま、あながち外れてないんですが・・・
そんななか、緑子の追う事件はなにやら暴力団との関係も匂ってくるような
連続殺害事件。
でも、緑子が寝たり寝なかったりのせいで事件に全然集中できなかったYO。(コラ)
後、この小説は警察組織での女性の地位の低さについても語られている一方、
レズビアンという性的嗜好にも触れられている。
結局、ネタバレちっくになりますが、緑子もそのお相手だった麻里にも
心の底では愛している男性がいるにも拘らず、
二人は永遠の恋人。
虫が良すぎとか思ったりもしました。
まあ、何人もの人間に固執できる人だって世の中いるだろうけれど、
なんだか、女の人に対する愛情と男の人に対する愛情が全然違う質に見える。
どっちが淡白でどっちが濃厚だともいえないけれど。
・・・とまあ縁遠いというかもはや異次元な話ではありましたが
安藤と緑子の関係は好み。
不倫という共犯で、罪を意識する関係というのが。
やっぱり何かしら人間は背負わなければいけない罪があるんだろうねえ。
恋愛に関しても。
麻里に対するなんでも包括してしまうような気楽な愛に比べたら
少々壁があるほうが私は見ていて好きなんですけれどねーあくまで見るだけだが。
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